釘と屏風

釘と屏風

”釘と屏風”は3人組の文芸ユニットです

2019-02-10から1日間の記事一覧

【雑記】芥川賞の過ごし方―祭・MATSURIー実家に綿矢りさ『蹴りたい背中』があったので懐かしい。好きな作家の紹介とか。

さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて、胸を締めつけるから、せめて周りには聞こえないように、私はプリントを指で千切る。細長く、細長く。紙を裂く耳鳴りな音は、孤独の音を消してくれる。気怠げに見せてくれたりもするしね。葉…