釘と屏風

釘と屏風

”釘と屏風”は3人組の文芸ユニットです

【雑記】京都文学フリマ(貝柱)

どうも、貝柱です。

名前には、メンバーを繋ぎとめる存在になりたい。そういう願いが込められています。

嘘です。

2019年1月20日に行われた「第三回京都文学フリマ」に行ってきたので、その記録を書きました。

……随分と昔の事のように感じます。

 

 

レイトショーで映画を観終わったのは午前3時。QUEENの『ボヘミアンラプソディー』を観た。最高の一言に尽きる。

飛行機はおよそ6時間後に飛ぶ。待ち合わせまであと3時間。寝る暇なんてない。

ファミレスで時間を潰し、車で待ち合わせの場所へ。左部を車に乗せていざ空港へ。

空国は急用で来れなかった。実に残念だ。

まだ暗い世の中をおんぼろ車で走っていく。脳内ではフレディが「Rock you

空港に思ったより早く着いたので、カフェでのんびり。京都への期待を語る。

次第に空が明るくなってくるが、窓に叩きつけるような雨。京都は晴れていることを願う。

難なく搭乗口へ。飛行機に乗る時の緊張感は慣れない。

雨の中を飛行機が飛んだ。

 

10時頃、関西空港に着陸。

薄暗い。晴れてはいなかった。雨は降ったり止んだりだ。

電車に乗って京都へ。乗り換えが1回。なんていう駅だったかなんて覚えてない。ただただ流れていく景色を眺めて、大阪と鹿児島の共通点を探していた。

1時間のフライトの後は2時間半の鉄道旅。ずっと座りっぱなし。

やっと京都に着いた。外国人観光客がやたらと多い。多分、視界に入る人間は、外国人の方が多い。

初めての京都だった。初めて見る道具、建物、食べ物が沢山あった。しかし、それらに構っている時間は無い。

帰りの飛行機は19時。時間は無い。

せめて昼食だけでも京都らしいのを食べたい。

にしんそばを食べました。

普段、なかなか食べない山椒。そばの上に乗ったニシンの視覚的インパクト。とってもおいしゅうございました。

会場着。中は人だらけ。お祭りの様。

ブースの間を歩けば、名刺やフリーペーパーを次々に渡される。ブースは400。一通り見るだけでも気が遠くなる。

そして、手ぶらで来てしまったことを後悔。両手で紙を抱えながらブースを見ていく。

3周くらいしたときに、考えずに手当たり次第に冊子を買っていこうと決めた。悩んでいても仕方がない。短い時間で何をどう判断すれば良いかもわからない。

小説、詩集、短歌集、批評。ジャンルを問わず目についたものを買っていった。

ある出展者さんに「何かで見てこられたのですか!? ツイッターですか! ありがとうございます!」と、キラキラした目で言われた。なんか申し訳ない。違います。

 

帰りの飛行機の時間が迫る中、会場を後にした我々は京都から関空まで帰る列車が何時に出るのか考えていなかったことに気付いた。

観光客の間を縫うように走る。急いでいる人と急いでいない人の相性は最悪だ。

16時頃、何とか列車に乗る。帰りの飛行機は19時頃に飛ぶ。チェックイン受付締め切りの時間までに着けるか不安になってくる。

ちゃんと本も買えた。どんな出展をしているのかも分かった。この旅の目的は果たせた。

安心からか、急に眠たくなってきた。筆者の記憶はこの列車に乗った時から空港に着くまで曖昧である。

 

関西空港に着いた。大阪で一泊か、と心配したが、ちょうど良い時間に着いた。だが、心の余裕は無かったから、もっと余裕を持った行動が大事だったと思う。

チェックインも無事完了し、手荷物検査も受けて待機。すぐに案内されて飛行機に乗った。

帰りの飛行機はほとんど寝ていたが、鹿児島が近くなるにつれて大きな揺れが何回か起こった。

その度に「心配するな」とアナウンスが入ったが、逆に不安になる。

だが、それよりも眠たかった。

 

鹿児島に帰り着き、車に乗って鹿児島市内へ。

左部を送り、わが家へ。

こうして弾丸京都文フリツアーは幕を閉じた。

 

 

文フリはとても興味深い物であった。

今度の福岡の文フリに向けて、勉強になった事はたくさんある。

冊子のデザイン(値段設定、表紙、文章のフォント、文字の大きさ諸々)、宣伝のためのフリーペーパー。ブースの設営。釘と屏風がクリアしている面と課題が見えてきた。

実に良い体験だった。

文フリはそうとして、何より衝撃だったのは大阪、京都に行く手軽さ。

1万と少しで往復出来て、しかも日帰りできるとは。

筆者はスマホだけ持って旅に出ました。財布すら持って行かなかった。

(財布は持って行くつもりでした。ただ単に忘れただけです。)

 

いい旅だったことには違いない。

ただ次はもっとゆっくりと、観光したい。